野に咲く草花や小鳥たちすべての生き物は、誰のお世話も受けることなく美しい花を咲かせ、自由に空を飛んで生き生きと生きています。その源は、生命あるものすべての内にある生命力によるものと感じる事が出来ます。
モンテッソーリ教育の創始者 マリア・モンテッソーリは、すぐれた洞察力と医学的知識を充分に生かしながら、乳幼児の内に秘めた生命力と発達に目をとめました。
赤ちゃんが、はいはいし つかまり立ちをはじめ やがて自分の力で歩きはじめるように、自分をつくる課題にむかって特別に興味を示す時期があり、これは他の誰がさせようと思っても出来るものではありません。
子どもが、自ら成長発達するための内面からあふれでるエネルギーにいつも応えられる教材を準備し環境を整えています。
自分のしたいことを満足するまで取り組んだ子どもは、心が満たされ平和な気持ちになり、まわりの人にもやさしくできるようになります。
この環境によって心も体も育っていくのです。
この幼児期の成長・発達の源である生命力をしっかりと見つめながら個性に見合った教育をしていこうというのが、当園のめざすモンテッソーリ教育です。
※職員全員
デュプロマ
(モンテッソーリ教育教員免許)
取得者です
先のとがってない果物ナイフで人参を上手に切り、トレーに入れます。「ナイフの光るところはさわらないでね」の約束をして始めます。
すり鉢にごまを入れ、プチプチとごまがつぶれる感触を楽しみながら、しっかりつぶしてビニールに入れ、自宅に持って帰ります。すり鉢の目に詰まったごまを全部取り、きちんと片付けて終わりです。
着衣枠の教材。結ぶりぼんは左右色が違い先生のゆっくりした動きをまねると、「できた!」の歓声です。
他にもボタン、スナップ、ファスナーなどがあります。
雑巾絞りの前の段階。一方のボウルに入っている水をスポンジに吸わせもう一つのボウルに運び、両手で絞り移します。
子ども達が腕や手をいっぱい使う原始的な洗濯槽です。石鹸の感触を楽しむ子、水槽の水がバケツに落ちる音を楽しむ子興味はいろいろです。
棚からじゅうたんにバラバラに運んで大きい順に塔に積んでいく。上にいくほど難しく真剣です。